Gibson Les Paul Standard '78
lp-s.jpg (21493 バイト) 世界中の有名ギタリストが多数愛用するギブソン・レスポールです。
年代やモデルの違いで色々な種類が存在しますが、これは最もスタンダードな仕様のレスポールで、名前もそのとおりレスポール・スタンダードといいます。色は見たとおりの鮮やかなレッドサンバーストで、私はレスポールと言うと真っ先にこのカラーが浮かびます。
ショートスケール、ネックの形状、指盤の材質などにより、弾きやすさは抜群で、重量のあるボディーですが、ストラップピンの位置も良いため、身体にフィットするというかとてもバランスが良いギターです。
フェンダー系のギターと比較し、ギブソン系のギターのピックアップはデュアルコイルのハムバッカー・タイプのためノイズが少なくしかも高出力で、マーシャルのアンプにつないでボリュームを上げるとこれぞハードロックといった絵に描いたようなウォームなナチュラル・ディストーション・サウンドが出ます
このギターは扱いやすいトーンで誰が弾いてもそれなりの音で鳴ってくれる優等生的なサウンドで、「楽器として」とても良い音で鳴ってくれるギターです。また、なんというか音量・音色変化が少なく、アラの目立ちにくい平面的なサウンドで、ネックやボディ形状などによりライブでは弾きやすく、弾いていても上手に聞こえ、実際にとても良いサウンドで楽しいのですが、ここぞという時のピッキングの強弱によるダイナミックな感情表現や細かなピッキングのニュアンスなどは出しにくく、弾き手の個性を出しにくいというのが唯一の欠点かもしれません。
ハードロック等で使用されるワイルドなイメージがありますが、とても高級感あふれる工芸品的な作りをかねそろえており、赤と黄色のサンバーストの境目や、ボディ中心部に向けての盛り上がり部分(アーチドトップ)などは絶妙の美しさで、磨いたり、眺めたりしているだけでも至福のひと時が楽しめる高級感あふれるギターです。